令和2年7月5日(日)に開通した一般国道56号中村宿毛道路(平田IC~宿毛和田IC)開通1年後の交通状況や整備効果についてお知らせします。
一般国道56号中村宿毛道路の概要 資料-1
【交通状況】 中村宿毛道路全線開通1年後の交通状況 資料-2
○中村宿毛道路(平田IC~宿毛和田IC)と並行する国道56号の断面(合計)交通量は、約13,500台/日で、中村宿毛道路に約4割(約6,000台/日)が転換。
【 防 災 】 ダブルネットワーク化により地域の防災力が向上 資料-3
○中村宿毛道路の開通により、宿毛市の路面冠水多発箇所の回避が可能となり交通途絶リスクが軽減。
○豪雨により国道56号(現道)が通行止めとなったが、中村宿毛道路が地域間交通を維持。
【交通安全】 中村宿毛道路への交通転換で地域の安全・安心を確保 資料-4
○平田IC~宿毛和田IC間の国道56号の死傷事故率が約7割低下、多発していた交差点事故が約8割減少。
〇中村宿毛道路へ大型車の交通転換が図られ、ミニバイクで通学する高校生の安全な通学を支援。
【産業の変化】 新たな地域産業軸の構築を支援 資料-5
○宿毛市の新たな地域産業の軸となる製造業など多くの企業が平田IC付近に集積。
○輸送効率の向上により宿毛市の製造品出荷額等が増加し、宿毛市の地域産業が活性化。
【物流支援】 輸送の定時性が向上し農水産物の地産外商を支援 資料-6
〇養殖魚の輸送の定時性が向上し、大規模消費地への販路拡大、出荷量増加に寄与。
○幡多地域西部と大規模消費地を結ぶ物流網強化により、農水産物の地産外商を支援。
【観光支援】 幡多地域における観光振興を支援 資料-7
〇中村宿毛道路の全線開通により幡多地域の周遊観光ルートを強化し、多くの施設で入込客数が増加。
〇新型コロナウイルスの影響下における幡多地域の観光振興を支援。
本施策は、四国圏広域地方計画の広域プロジェクト【No.1 南海トラフ地震を始めとする大規模自然災害等への「支国」防災力向上プロジェクト】の取組に該当します。
【問合せ先】
国土交通省 四国地方整備局 中村河川国道事務所(TEL:0880-34-7301代表)
副所長(道路) 平口 正雄(へいぐち まさお) 内線205
◎調査課長 門田 健一(かどた けんいち) 内線451
◎:主たる問合せ先
【詳細】
国土交通省四国地方整備局>令和3年度四国地方整備局記者発表資料>中村宿毛道路開通でダブルネットワークが効果を発揮!~現道冠水による交通途絶の回避と交通転換による交差点事故の減少 ~
http://www.skr.mlit.go.jp/nakamura/press/2021/20210831.pdf