分科会の種類

地域:四国地域

分野:森づくり 

分科会の設立趣旨・経緯

NPO法人由良野の森では、子供からお年寄りまで様々な人々が一緒になり、2017年から50年後の未来の子供達に多様性豊かな森をプレゼントするために「ブナの森づくりプロジェクト」を行っています。
私たちはこの「ブナの森づくりプロジェクト」が、四国内の各地で行われ、パッチワークのように広がっていくことを期待し、分科会を設立したいと考えました。
2021年より森の復元プラットフォームセミナーを現地とオンラインで開催で6回行い、1回につき約50人がセミナーに参加して下さりました。多種類の苗が十分用意され、現在「ブナの森づくりプロジェクト」に対する注目度が上がっていると推測し、実際に一緒に活動をする仲間を増やすタイミングだと捉えています。
「ブナの森づくりプロジェクト」では、森づくりの理念と柱として、人間が管理しなくても良い持続的な生態系、奥山にかつて残されていた自然林の再生を目指します。
特に次の2つを柱とします。
(1)その土地に適した樹種を選択する
(2)地域の自然、生物多様性を大事にする
現在「ブナの森の森づくりプロジェクト」は、由良野の森がある久万高原町二名(由良野地区・宮成地区)と(黒藤川)の3か所で植栽を行いました。
愛南町や松野町では種拾いが行われ、育苗が始まりました。高知県の四万十町では、「一般社団法人しまんとのわ」に招待され2022年12月に森づくりの勉強会を行いました。

活動内容及び期待される成果

活動内容:
「ブナの森づくりプロジェクト」を紹介するセミナーを年に3回行い、賛同する団体や個人を集めていきます。希望する団体や個人があれば、森づくりに必要なノウハウの共有等を行っていきたいと考えています。分科会の中では、自分たちはどんな自然環境を未来の子供達にプレゼントしたいのか、又そのために自分たちはどのように現在(いま)を生きていくのか等もディスカッションする機会を設けていきます。

期待される成果:
賛同した人々によって、「ブナの森づくりプロジェクト」のノウハウの共有が行われ、四国内で森づくりの活動が自発的に行われていく。
分科会での活動をもとに、「自然再生推進法」のもとで自然再生協議会を立ち上げ、50年後の社会構造や環境をイメージし、最終目標を目指した仕組みづくりを行っていきます。

運営体制

【代表者・事務局】
特定非営利活動法人由良野の森 代表理事 鷲野宏

分科会メンバー

・NPO法人森からつづく道 代表 松井宏光
・高知大学名誉教授 石川愼悟
・徳島大学教授 鎌田磨人
・株式会社モリアゲ 代表 長野麻子
・NPO法人三嶺の自然を守る会 理事長 暮石洋
・かみかつ里山倶楽部事務局長 飯山直樹
・愛媛大学農学部 鍋島絵里

関連するSDGsのゴール

目指すべき姿

「ブナの森づくりプロジェクト」に賛同した人々によって、自然再生協議会を軸に官民が一体となりあらゆる立場の方たちの参画・協力のもと、四国内で自発的に「奥山や渓畔林の森林再生プロジェクト」が始まり、活動している人々によって森づくりのノウハウが共有されている状態を目指す。

四国へどんな貢献ができるか

バックグラウンドの違う人々が集まり、森づくりから見る社会問題(放置林の問題、山林における土地所有の問題、木材利用の付加価値など)やその他様々な現代社会が抱える課題も同時に解決する森づくりを行っていくため、四国の森林や海や川や四国で生きる人々や動植物や地域に、良い影響を与えると考えています。
森づくりの活動を通して、四国の人々の繋がりも関りも今以上に強固なものになると信じています。四国発信でこのような活動をすることにより、日本中や世界中から注目を浴び、四国に生きる私たちが四国に対して更に誇りが持てるようになります。

事務局連絡先

【所在地】
愛媛県上浮穴郡久万高原町二名乙787

【電話番号】
0892-50-1977

【担当者所属・氏名】
特定非営利活動法人由良野の森 代表理事 鷲野宏

【E-mail】
yuranonomori◎gmail.com(メールの際は、◎を@にご変更ください。)