ごあいさつ

 四国は、日本列島を構成する主な4つの島の中で最も小さい島です。しかし、西は九州、北は中国、東は関西の各地方と南は太平洋に囲まれ、四国四県のレベルでみても、歴史、文化、風土など、それぞれに特有で多様性に満ちています。
 LS四国は、環境省の「地域循環共生圏」構想を基盤として、この多様性を背景に、四国を益々元気で豊かで持続可能な地域にするために、会員・関係者のみなさまと共に、活動を続けています。
 循環の原動力は何か。それは、まさに、地域と地域の様々な違い。違いがあるからこそ、「こと」や「もの」は循環します。全く同じであれば、循環させる必要はありません。ここに四国の底力が秘められているのです。
 「地域循環共生圏」、これからも試行錯誤を繰り返しながら、その姿を探っていきたいと思っています。一緒に活動しませんか。

鳴門教育大学名誉教授 近森憲助

 皆様初めまして。この度、四国事務所長に着任しました大林と申します。前部署の本省自然環境局外来生物対策室では外来生物に関する法律や制度の改正、ヒアリへの対処などに携わっていました。私自身は自然保護業務を主に行うレンジャー職で、全国転勤してきましたが、四国は初めてとなります。
 四国における地域循環共生圏の推進に向け、ローカルSDGs四国(LS四国)が設立して3年目を迎えました。四国は、急速に進行する人口減少や高齢化、大規模自然災害の発生などにより、地域の存続に関わる難題に直面しています。
 このような四国の地域課題を解決するため、LS四国では地域創生に向けたイベントの開催、また会員数を増やし、さらなる仲間・対話の場づくりに精力的に取り組む、と聞いています。私自身、まだ来てわずかですが既に四国の多様な資源に驚いているところです。
 それらを活かした四国の地域課題解決への貢献とLS四国のさらなる盛り上げに尽力して参りたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

中国四国地方環境事務所四国事務所長 大林圭司