ローカルSDGs四国よりお知らせです!
2030年までに陸と海の30%以上を保全する「30by30目標」が国際的に掲げられ、健全な生態系を確保し、その恵みを地域の社会課題の解決に活かすことが模索されています。
そして、その実現のために新しい保全地域・OECMの仕組みづくりが始まっています。
企業、団体・個人、自治体による様々な取組によって、本来目的に関わらず生物多様性の保全が図られている地域が対象と想定されるものです。
持続可能な地域づくりを見据え、地域におけるOECMのあり方を考えてみませんか。
※「30by30目標」
劣化・損失を続ける生物多様性を2030年までに快復の軌道に乗せるために設定が検討されている国際目標で、「2030年までに陸域と海域それぞれの30%を保護地域にする」というもの。
※OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)
「その他の効果的な地域をベースとする手段」と訳され、自然公園・鳥獣保護・保護林などの既存の保護地域ではないが、効果的な生物多様性保全が行われている場所、すなわち「人と自然との共生地域」を指します。
Ⅰ生物多様性保全推進に向けた新たな戦略を考える
【開催日時】2022年11月18日(金)13:30~16:30
【会場】もみじ川温泉(徳島県那賀郡那賀町大久保字西納野4-7)
【対象】生物多様性の保全に興味がある・取り組んでいる自治体・企業・団体・個人
【開催方法・定員】現地会場:定員25名、オンライン:定員80名
(基調講演および報告の時間はオンライン会議システムZoomで参加できます。)
【内容】
■30by30目標の達成に向けた、新たな認定制度「自然共生エリア」(OECM)について
環境省自然環境局自然環境計画課 課長補佐 小林誠氏
■基調講演
「新たな保全地域OECMとは?地域にOECMを創出するために」
高川晋一氏((公財)日本自然保護協会 OECMタスクフォース室長)
道家哲平氏((公財)日本自然保護協会保全研究部、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)副会長)
※高川氏に現地で講演をいただき、道家氏にオンラインで世界におけるOECMの情勢について説明をいただきます。
■四国の森里川海の現場から、生物多様性保全に資する取組の報告
●森:徳島 「橋本林業(那賀町)の施業による森林環境調査報告」
徳島大学大学院 社会産業理工学研究部准教授 田村隆雄氏
●里:高知 「農地の生物多様性保全と有機農業の優位性について」
農と生きもの研究所 代表 谷川徹氏
●川(ため池):愛媛 「ため池管理によって保全される里地の生物多様性」
(特非)森からつづく道 理事長 松井宏光氏
●海:香川 「人材育成から展開する『かがわの里海づくり』」
香川県環境森林部環境管理課里海グループ 副主幹 吉原健司氏
■意見交換
・生物多様性の保全推進における複数分野との連携
・四国の生物多様性保全の推進に、OECMをどう活用するか?
・生物多様性保全の担い手をどう確保するか? など
Ⅱ『橋本山林』現地見学
橋本林業は、環境省が取り組む自然共生エリアの試行・検証サイトとして参加。
環境保全と採算性を両立し、持続的森林経営、自伐型林業をリードするとともに、
施業による生物多様性の保全や保水効果への貢献についても注目されています。
※もみじ川温泉から車で20分
【開催日時】11月19日(土)9:00~11:00
集合:8:30 もみじ川温泉(徳島県那賀郡那賀町大久保字西納野4-7)
現地説明:橋本林業 橋本延子氏
【お申込み】締切:11月15日(火)
ローカルSDGs四国(LS四国)事務局 メール:info@ls459.net
四国環境パートナーシップオフィス メール:4epo@4epo.jp TEL:087-816-2232
※新型コロナウイルス感染防止対策を講じて開催します。
会場ご参加の場合、検温、手指の消毒、マスク着用にご協力ください。
◎Web申込はコチラ
◎メールでお申込みの場合、以下についてお知らせください。
●参加希望(両日とも参加無料)
□Ⅰ 生物多様性保全推進に向けた新たな戦略を考える
【参加方法】□会場(もみじ川温泉) □オンライン会議システムZoom
□Ⅱ 『橋本林業』現地見学
●お名前
●お住まいの都道府県と市町村名
●ご所属
●TEL
●e-mail アドレス
※個人に関する情報は、当事業の目的以外には使用しません。
【主催】ローカルSDGs四国(LS四国)
【協力】中国四国地方環境事務所四国事務所、四国環境パートナーシップオフィス(四国EPO)
四国生物多様性ネットワーク
【参考資料】
●30by30のホームページ
●令和4年度第2回「30by30に係る経済的インセンティブ等検討会」議事次第・議事録・資料
●自然共生サイト(仮称)試行前期協力サイトの概要 (橋本山林の紹介がP22にあります。)
【次第・資料】